海上自衛隊練習艦隊 慰霊友好訪問のためソロモン諸島へ

2014年08月09日

 戦後初めて、海上自衛隊練習艦隊は、日本政府が実施している戦没者慰霊事業に協力する一環として、9月19日20日に、ソロモン諸島ガダルカナル島に寄港します。

 海上自衛隊の幹部候補生等を乗せた練習艦隊は、いまだソロモンの陸海に眠る多くの英霊達を慰霊し、日本の民間団体などが収集した御遺骨を「ガ」島から日本本土に輸送します。

 報道によれば、自民党は遺骨収集事業を「国の責務」と位置づけ、外務省や防衛省の協力義務を定める議員立法を今秋の国会に提出する予定で、今回の海自の協力をモデルケースとする考えの由。

 練習艦隊は今年の5月には幹部候補生を乗せ約半年間の遠洋練習航海に既に出港しており、米国の真珠湾訪問を皮切りに13ヶ国に寄港、約5万キロ以上の航海を経て10月には帰国しますが、その途次ガダルカナル島のホニアラ港に立ち寄り、歓迎式典、慰霊行事、ソロモン諸島政府との交流などの行事を実施する予定となっています。

 日本・ソロモン友好協会としましても、之までに慰霊訪問や種々の支援活動を通じ日本・ソロモン諸島間の友好関係の発展を図って来ましたが、今次海上自衛隊練習艦隊のホニアラ寄港を機に、あらためて慰霊訪問を実施し恒久平和の祈りを捧げるべくソロモン諸島訪問を企画し募集を進めています。