「ソロモン諸島国際交流講演会」に出席

2009年07月07日

 6月13日(土)、当協会の高浜理事長は、愛知県知多郡武豊町の「NPOたけとよ(代表理事 間瀬康文氏)」の企画・招待による「ソロモン諸島国際交流講演会」に出席のため、愛知万博以来ソロモンとフレンドシップ国としてのお付き合いを持つ阿久比町を訪問しました。同日は阿久比町立中央公民館において本件講演会が行なわれ一般父兄、子供さん、本講演会企画関係者など約40名の方々が参加されました。理事長は、スライドを使いソロモン諸島について一般的な紹介から始まり、同国の文化、生活、日本との係わり合いの歴史(大東亜戦争との関係)、そして日本ソロモン友好協会のソロモンとの交流目的とその活動等について約1時間の講演を行ない、これに対し会場からは「ソロモンにも経済的格差というものがあるのか」、「ソロモンには義務教育があるのか」などの興味深い質問がありました。

それでは、何故、今回阿久比町でこの講演会が実施されるに到ったのかその経緯について若干紹介します

 「NPOたけとよ」は、本来はフレンドシップ国フィジーとの間で交流活動を実施してきましたが、その活動を2008年以来、常滑、半田、知多、阿久比の4地域までに広げ南太平洋諸国との交流活動を目指してきました。その一環として2008年度には阿久比町において「子供エコミーティングin阿久比」を計3回開催し、同時に同町がソロモンのフレンドシップ国であるということもあり、是非ソロモンとの交流をすべきとの提案が関係者からきたことを踏まえて、その白羽の矢が日本ソロモン友好協会に当たりお付き合いが始まったわけです。

 エコミーティングではソロモンについて学んだ子供等が、日本の文化や生活の様子を書いた「絵手紙ランプシェード」を製作し、これを本年2月にソロモンを友好訪問した日本ソロモン友好協会に託し、同協会を通じ現地の学校の中・高校生に手交されました。このアイデアは現地の学生からは大変歓迎かつ喜ばれ、その返礼としてソロモンの学生が日本の学生に対して書いた絵手紙メッセージをお土産として日本に持ち帰りました。そしてこのお土産は、13日の講演会において、絵手紙ランプシェードを使って「夢ほたる~イルミネーション上演会」という形で一般に公開されましたが、講堂を暗くするとこの絵手紙ランプシェードがイルミネーションとして幻想的に誠に美しく浮かび上がり、見ている者を一時別世界にいざなってくれました。

 以上のように、「ソロモン諸島国際交流講演会」は意義あるものとして終わりましたが、これも本講演会を企画し実現にいたるまでご苦労されたNPOたけとよの間瀬理事ならびに関係各位の熱意の賜物とここに厚く御礼を申し上げます。今後もかかる子供たちの交流が色々な形で続き、ひいては彼等が日本社会に真の国際化をもたらすための原動力となり、更には彼等が毅然とした国際人たる日本人として数多く成長し、21世紀の日本社会を作って行ってくれることを切に願うものであります。