Andrew Darcy氏 ソロモン諸島へ一時帰国
昨年4月、日本ソロモン友好協会が進める課題の一つ人材育成、人材交流プロジェクトの一環として、外務省、現地大使館の支援をも得て、ソロモン諸島政府が推薦越した同国政府保健省研究職Andrew Darcy氏(課長)が、医学研究生として関西医科大学(指導教官;公衆衛生学の西山教授)より研究の機会を与えられて以来約1年、十分な研究成果を挙げて、3月8日(土)パプアニューギニア経由にてソロモン諸島へ一時帰国しました。この間、大学側からは勿論、友好協会からも財政的支援を行ってきました。
本来であれば、同氏は、3月8日を以って留学期間が切れるところ、学位をとるための研究を更に続けたいとの意図表明を受けて、大学側が同人の学力について慎重な審査をした結果、同人は修士同等の学力ありと判定、以って博士課程の入試資格ありとの結論に至りました。
ということで、今回はとりあえず(一時)帰国の上、大学側から与えられた命題(デンギ蚊のサンプリング)をこなしつつ、今秋、受験のため再来日することになりました。もし之が実現すれば、ソロモン諸島の人間が日本において医学面で学位を取るという日本ソロモン諸島関係上、歴史に残る出来事になりますので友好協会は引き続き大いなる支援をしてゆきますが、他方、関心のある方の協力支援は大歓迎ですし、協力方是非ともお願い致します。8日成田空港には、高濱理事長が見送りましたが、Darcy氏のうわさを聞いたマラリア撲滅問題に係わる商社の人達も見送りに来ていたのにはいささかなりとも驚かされ、今さらながらに情報の流れの早さに驚かされた次第です。