ソロモン政府「フェイスブック使用禁止を撤回

　権威主義国家中国がフェイスブックの使用を禁止してることに追随し、国内から米交流サイトのフェイスブックの使用を禁止する計画を明らかにしていたソロモン政府は、１月１３日までに方針の撤回をすることを決定した。IT担当のアガバゴ通信航空相は、「フェイスブックの使用は禁止されないだろう。国民の多数がフェイスブックを利用しており、政府が国民の生活を支配していると思われたくない」と述べた。

　昨年１１月、ソロモン諸島のソガワレ政権はフェイスブックでの政権や閣僚批判は治安や公衆道徳に対する潜在的脅威になるとしてフェイスブック使用の禁止を決めていた。これに対し、英紙ガーデイアンは「ソロモン諸島政府の判断には中国の影響があった」との観測を報道し、ソロモン国内のジャーナリストも政府に対し早期の方針撤回を求めていた。