ソロモン諸島の島嶼間交通支援第2弾

2018年01月10日

 2017年7月、ソロモン諸島政府のクク教育大臣(当時。その後首相の交代に伴い教育大臣に就任)より、元国費留学生から紹介されたとして日本・ソロモン友好協会の高濱理事長に、同大臣出身のニュージョウジア島の経済発展と便宜向上のため是非とも日本より船を購入したく協力を得たいという強い要請が直接ありました。ソロモン事情に詳しい理事長はこの要請の正当性を理解し、全面的に協力することを決定。同協会のメンバーであり船舶事情に詳しいグロバルスタンダード社の髙橋代表取締役とともに動き、船舶情報の提供から入札。入札から落札し得た船舶の諸々の複雑な手続きの支援、そしてソロモンから来日した船員への日本の専門家による技術的指導支援、更にはソロモン諸島へ向けての出港に至る全行程をソロモン側に代わり処理し、本プロジェクトを成功裏に終えました。日本とソロモン諸島との友好関係が更に深まることが期待されます。(友好協会の役員会の報告の中で既にこの事実に触れてますが、改めて少し詳しく報告した次第です)

 手続き概要は以下の通りでした。

2017年9月8日、ソロモン側から授権された友好協会(グローバルスタンダード社)は使用期間終了に伴い競売に付されることとなり、一般公開された水産大学校所所属練習船「天鷹丸」を下関に視察。すべての面で優れておりソロモンにおいて稼働可能と判断し、ソロモン側に推薦。これを受けてソロモン側も購入意志を表明。

■ 同年9月22日、水産大学校による公開入札に参加。この方面に詳しい専門会社とともにグローバルスタンダード社が対応し、見事落札に成功。以後ソロモン側に代わりすべての手続きを友好協会とグローバル社で実施。

■ 同年1月18日、日本の専門家とともに彼等の技術的指導を受けるためソロモン諸島から来日した5名の船員を乗せてソロモン諸島に向けて出港(ソロモン諸島まで6000キロを約2週間の航行)

■ 同年12月1日、無事ソロモン諸島ホニアラ港到着

■ 同年12月2日、ソロモン側の要望により1名の日本の専門家が更なる指導のためソロモンに残り他の4名の専門家は飛行機便にて本邦へ帰国。

■ 同年12月27日、ソロモン船名「TIROVILI」と命名されたこの船は無事ニュージョウジア島に到着。島民の大歓迎を受けて同船到着の記念式典が挙行される。

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