ソロモン諸島政府からの感謝状付与

2014年09月19日

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約1年前、日本ソロモン友好協会が日本外務省、現地日本大使館の協力を得て、ソロモン諸島政府保健省に推薦依頼した結果同政府が推薦越した医学研究生Mr.Darcyの留学先の関西医科大学において、9月17日ソロモン政府からの感謝状が同大学及び当友好協会に対して授与されました。

当日はソロモン諸島国旗、日本国旗、そして校旗の3本の旗がはためく大学正門を経て、同大学13階にある応接室において授与式が行われ、出席者はソロモン諸島側はMr.Andrew Darcy、大学側は山下学長・友田副学長(国際交流センター長)・西山教授(公衆衛生学担当教授)・そして事務局の方々、友好協会側からは井上会長と高濱理事長で、授与式冒頭、取材に見えた産経新聞記者による写真撮影が行われ、次いで友田副学長の司会のもとで式が開始されました。

2014_9_17_03 まず、Mr.Darcyが、ソロモン諸島政府に代わり、山下学長に対し「感謝状とソロモン諸島の貝で作られた伝統的な首飾りと木彫り」を授与し、之を受けて同学長より「(ソロモン諸島から医学留学生を受け入れた背景説明のあと)一つの国の政府からかかる感謝状を授与されると言うことは真に名誉なことであり、Mr.Darcy の指導に当たった西山教授の貢献は大きい。Mr. Darcy は更に研究を進めたいと言う希望を実現すべく今回大学院の受験に戻られた由ですが、関医大としても日本・ソロモン諸島間の医学の発展に貢献したい」との挨拶がなされました。

次いで、同じく感謝状を授与された日本ソロモン友好協会の井上会長が挨拶に立ち「関医大がソロモン諸島から医学留学生受け入れを決められたと言うことは、日本政府や他の大学も実施していない、まさに先取りをされたということである。自分はいつも3つの「しん」を心がけている。親切、信頼、進取の3つである。関医大はまさにこの3つのモットーを実施されたと言うことであり、引き続きこのモットーのもと医学レベル向上を目指す開発途上国からの留学生の育成に当たって頂ける事を期待したい」と述べられました。

2014_9_17_02 最後に、高濱理事長からは、ソロモン諸島から医学留学生受け入れに尽力された学長はじめ諸教授・事務局関係者に深甚なる謝意を表明したあと、ソロモン諸島から医学留学生を受け入れるに至った経緯を紹介しつつ、ソロモン諸島の医学レベル向上に貢献すべく関医大で新しい医学技術を吸収しようと先頭を走っているMr.Darcyの更なる成長には諸教授の尽力に待つところ大であり、第2、第3のMr. Darcyが出てくるようソロモン諸島国との係わりを是非とも深めていただきたい。当友好協会としてもかかる協力は惜しまない」旨述べられました。

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その後、懇談と記者からのインタビューがあり、無事本件授与式を終了。この授与式の模様は9月18日の産経朝刊社会面で報道されました。

ソロモン諸島首相府より日本ソロモン友好協会への謝意表明

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日本ソロモン友好協会会長
「Mr.Darcy(ダーシー)の関西医科大学への医学留学(2013-2014)支援に対する謝意表明」
ソロモン諸島政府(地方開発国家連合政権)は、貴友好協会がソロモン諸島政府保健省(訓練と研究部門)課長に医学研究・訓練の場を与えるべく関西医科大学とのパートナーシップをとられたそのイニシァティブに対し深甚なる謝意を表明したい。
ソロモン諸島政府は、知見の高い諸政策の実施とより良い開発のための重要な第一歩として各地域での研究を通じて得たあらゆる情報を戦略的に捕らえ、そのための基礎となる諸訓練を、重要な社会サービスに資する能力開発のための「戦略的歩み」と見做している。
関西医科大学のような教育研究機関とソロモン諸島政府のフィールド専門家との間の良好なパートナーシップは、ソロモン諸島、その中でも特に地方に住む人々に対しより良いサービスの提供を可能にすることになる。
ソロモン諸島政府は、ソロモン諸島における生産効果を高める上で専門家の能力を高めるための各イニシァティブを評価しており、右イニシァティブを通じ、特に多くの人が住むソロモン諸島の地方の技術開発を奨励している。それゆえ、ソロモン諸島政府としては、ソロモン諸島の地方開発に資する研究と技術面での能力開発を進める上で、日本ソロモン友好協会に日本の諸研究機関との更なる繋がりを期待するものである。
以上を踏まえ、ソロモン諸島政府はソロモン諸島の地方社会開発のための枠組み造りを進め、将来の開発パートナーとなり得る組織をコミュニティーにおいて組成するよう正式に慫慂してゆきたい。
ソロモン諸島政府は貴友好協会に対し、ソロモン諸島の発展のための新たな道筋をつくられたことに再度謝意を述べると共に ソロモン諸島の人々の生活に戦略的な影響力を与え得る新たな革新的なパートナーシップを作り上げることをお願いしたい。
ソロモン諸島政府としては 貴友好協会に、かかるパートナーシップを望む一方、問題の解決提供者として、ソロモン諸島を国際社会の地図上に押し上げてくれる役割を期待したい。
敬具
ルマ ダーシー
ソロモン政府首相府次官、政策評価ユニットならびに政策特別顧問

日本ソロモン友好協会会長 「Mr.Darcyの関西医科大学での医学研究留学支援に対する謝意表明」

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日本ソロモン友好協会会長
 ソロモン諸島政府は、同国政府保健省のMr.Darcyが関西医科大学に医学研究留学(2013-2014)する際に示された日本ソロモン友好協会の支援に対し深甚なる謝意を表明したい。
 Mr.Darcyは、ソロモン諸島政府保健省において、関西医科大学で学び得た知見を使うための枠組み作りと実践に関し重要な責任を有する立場にある。保健省は、右を踏まえ、ソロモン諸島国民の為により重要な政策決定を進めることが出きる。
 関西医科大学の医学研究プログラムは、Mr.Darcyをして科学的知識を得る上で最新かつ最善の実践の中に身を置くことを可能にし、医学分子分野において最新の技術を習得することを可能にしている。このことは、単に知識の移転にとどまらず、関西医科大学の諸教授と職員の方々とのより大事な人的繋がりを太くすることを可能にしている。
 Mr.Darcyは、関西医科大学で課せられた研究業務を実践しつつあるが、彼の業務達成度には目を見張るものがある。ソロモン諸島政府保健省としては、健康保健面における専門性と技術面で優れた人的資源を開発する上で斬新かつ思い切った訓練の機会を第3世界に提供してくれている関西医科大学と貴友好協会に対し感謝の意を申し述べたい。
 このプログラムは、ソロモン諸島の国民生活の質向上に役立ち、之までとは異なる結果を生み出し、今後ともその改善が齋されて行くものと確信している。
 ソロモン諸島政府保健省としては、貴友好協会に対し、将来にわたり今回同様の支援をお願いできれば幸甚である。
レスターロス博士
ソロモン諸島政府保健省次官

関西医科大学学長 「Mr.Darcyへの医学研究留学支援に対する謝意表明」

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関西医科大学学長
 ソロモン諸島政府は、Mr.Darcyに医学留学・訓練の機会を与えてくれた関西医科大学に対しソロモン諸島政府保健省を通じ深甚なる謝意を表明したい。
Mr.Darcyは、ソロモン諸島政府保健省において、貴大学において学び得た知見を使うための枠組み作りと実践に関し重要な責任を有する立場にある。保健省としては、右を踏まえ、ソロモン諸島国民のためにより重要な政策決定と実践を進めることが出きる。
 関西医科大学の医学研究プログラムは、Mr.Darcyをして科学的知識を得る上で最新かつ最善の実践の中に身を置くことを可能にし、医学分子分野において最新の技術を習得することを可能にしている。このことは、単に知識の移転にとどまらず、貴大学の諸教授と職員の方々とのより大事な人的繋がりを太くすることを可能にしている。
 Mr.Darcyは、関西医科大学に於いて課せられた研究業務を実践しつつあるが、彼の業務達成度には目を見張るものがある。ソロモン諸島政府保健省としては、健康・保健分野における専門性と技術面で優れた人的資源を開発してゆく上で、斬新かつ思い切った訓練の機会を第3世界に提供してくれている貴大学と日本ソロモン友好協会に対し感謝の意を申し述べたい。
 このプログラムは、ソロモン諸島の国民生活の質向上に役立ち、これまでとは異なる結果を生み出し、今後ともその改善が齋されてゆくものと確信している。
 ソロモン諸島政府保健省としては、関西医科大学に対し、将来にわたり今回同様の支援をお願いできれば真に幸いである。
レスターロス博士
ソロモン諸島政府保健省次官