ソロモン人の博士号取得
2020年07月19日
現在、武漢ウイルスが蔓延しているため、ソロモン諸島も日本人など外国人の出入国を控えており、これに対し日本も同様の対応をしているため、日本人及びソロモン人間の行き来が遺憾ながら止まっていますが、この流れの中で、現在ソロモンに一時帰国している関西医科大学にて学位を目指して熱帯感染症の研究を続けてきたソロモン保健省出身のアンドリュウ・ダーシ氏の再来日が延び延びになっていることは、学位取得に関わる所要の手続きを進めることが出来ず、頭の痛いところでありますが、友好協会としては彼のためにも一刻も早くこのウイルス事情が好転することを願っています。(因みに、驚くことにソロモンではウイルス感染者は出ていません。)
しかしながら、かかる不自由な状況の中で、彼が提出した学位論文は同大学にて認められ、「博士号」取得の権利を取得するに至ったことは、彼自身の名誉のためは勿論、ソロモンにおける医療レベルの向上のためにも、更には、彼が日本ソロモン間の医療協力の橋渡しの重責を担うことになり、誠に喜ばしいことであります。人材育成の観点から彼を後押しし面倒を見てきた友好協会としての彼への期待は大きいものがあります。因みに、日本において医学面でソロモン人が学位を取得するケースは彼が初めてとなります。今後とも日本ソロモン間の交流が一層深まることが期待されます。