ソロモンの ダーシ氏への学位記手交

2021年07月15日

Mr. Andrew Waleluma Darcy1 日本の関西医科大學大学院において5年の長きに亘り 熱帯感染症の研究を行ってきたソロモンの保健省出身のAdrew Darcy氏は、その研究成果が認められ令和3年3月同大學から博士号が授与されましたが、あいにくコロナ禍のこともあり、同氏はソロモンに戻っていたため、審査に当たっては日本とソロモンの間でリモートのテレビ審査となり(これに合格)、その上授与式に物理的に出席できなかったため、大學から在ソロモン日本大使館へ学位記を送付してもらい、7月8日、大学学長に代わり日本大使からダーシ氏へ学位記手交という運びとなりました。

 ダーシー氏の推薦から生活費、精神的支援等を通じ同人を支援しつつ日本ソロモン友好協会が進めてきた人材育成projectは、関西医科大学の理事長、学長、担当教授の厳格な指導および関係職員の方々の協力のおかげで実現したことになります。医学面でソロモン人が日本において博士号を取得したケースはこれが初めてとなります。今後、ダーシー氏の後を継いでソロモンから引き続き優秀な研究員が誕生することを期待して止みません。